20代の頃、当時の流行であったブログを私も書いていた。
今は様々なSNSにスマホから簡単に投稿できるようになっているが、
それは画像や映像のみであったり、文字数に限りのある短文投稿だったりする。
当時の私が書いていたブログは、今振り返っても割と真面目に文章を書いていた。
日本中に、ましてや世界に向けてとかのスケールで発信していた訳ではないが、
自分以外の他者も読むものとして、そこだけは意識して書いていた様に思う。
友人が見るだけの、今日何をした、どこに行った等の短い投稿で始まった私のブログ。
それは2007年に短期集中でマウンテンバイク(以下、MTB)をやり始めた所から、
同じMTBを嗜む人達の閲覧が増え、読まれているという意識が急激に出てきたのだ。
中にはコメントをくれる人もいるので、一方通行に発していた私も反応が楽しみになっていった。
これが私には妙にすわりが良く、ブログを投稿するという日常にハリツヤを感じていたのだった。
MTBを嗜んだのは2007年から2008年くらいまでだった為、やらなくなった時から投稿は減っていき、
いつしかブログは幽霊船のようにネットの海を彷徨うようになった。
かつて感じたブログ投稿によって得られるものは一体なんだったのか。
頭の中を自らの文章にして公開する行為が、ブログ投稿だとすると、
それは脳内に溢れるごちゃごちゃした思いを、アウトプットの際に整理するという事なんだと思う。
この脳内整理の効果は、無意識に当時の私が感じていたものであり、
今の私が欲しいものでもあるのだ。
という事で、せっかくITイメージングのHPがあるのだから、と代表が勧めてくれた事もあり、
ここを私のつれづれなるままを書く場として、使っていこうと思う。
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